【Advent Calendar 2016】非エンジニアは松江市に移住して幸せなのか?

タイトルのとおり、エンジニアでない人間が松江に移住してきて楽しく日々を過ごせるのか?どんな暮らしをしているのか?ということを書いていきたいと思います。

つれづれ プライベート
宍道湖の夕日
  • 宍道湖の夕日
  • IT企業交流会の様子
  • しまなみ海道で記念撮影
  • 操業前のオフィスの様子
  • 第2回IT企業交流会の様子
こんばんは、ブランチマネージャーの山崎です。本記事は、松江市職員である福田さんの「みんなでAdvent calendarをやってみませんか!」という呼びかけのもと、「松江移住ITエンジニア」というテーマで書かれたものです。過去の記事はこちらから読めますので、是非どうぞ。

さて、数行前の言葉をいきなりひっくり返しますが、「松江移住ITエンジニア」がテーマと言いつつ、私はITエンジニアではありません。ですので、タイトルのとおり、エンジニアでない人間が松江に移住してきて楽しく日々を過ごせるのか?どんな暮らしをしているのか?ということを書いていきたいと思います。

先に結論を書いておきますと、とても楽しく日々を過ごしています。それもこれも、島根県や松江市の職員の皆さん、オフィスのメンバー、近隣企業の皆さんのおかげです。

■なぜ松江に来たのか?


そもそも私が松江に移住(転勤)した経緯として、2014年8月に、「島根県松江市に開発拠点を作ろうと思っている、立上げをやってみないか」と役員に声をかけられたことがきっかけです。当時は広告営業を担当していましたが、その話を聞いた時、「島根県?実家の山口県の横か。なんだかよくわからないけど面白そうだな」くらいの軽い気持ちで二つ返事で「やります!」と承諾したのでした。

それから2ヶ月後の10月、前述の松江市職員の福田さんや島根県職員のアテンドで松江市がどんなところかの視察を実施。松江市に来たのは初めてでしたが「なんだか実家の下関市に雰囲気が似てるな、方言も一緒だし落ち着く場所だ」と感じ、ここでならやっていけそうだと確信したことを覚えています。

それからオフィスのデザインや松江市で一緒に働いてくれるメンバー集め、調印式の準備などを経て2015年8月に操業を開始、現在に至るというわけです。

操業前のオフィスの様子

■非エンジニアは松江にきて幸せなのか?


エンジニアが松江市にきたら幸せ、というのは、12/6のえびちゃんの記事をご覧いただければ伝わるかと思います。

エンジニアでない人間が松江にきたら楽しいの?と聞かれたら、私は迷いなく「はい、楽しくてとても幸せです。」と答えます。

東京ではできない地方ならではの遊びもいくつか体験しましたし、松江市が「暮らしやすさ日本一」ということもあると思います。一番は、「松江市を盛り上げよう!」と何か新しいことをするときに、惜しみなく手助け、協力をしてくれる方々の存在です。

島根県にはとても多くのIT企業があるのですが、就職活動を控えた学生にはそのことがあまり認知されていません。「島根にはエンジニアの仕事はないよね」と、大阪や東京などに就職する学生が多いのです。

せっかくこんなにIT企業があるのだから、学生にもっと知ってもらいたいと思い開催したのが、「しまねIT企業交流会」です。今年の4月と7月、様々な機関の方々にご協力いただき開催されました。

IT企業交流会の様子

この会は、Facebookのメッセンジャーでイードのお隣のオフィスのミラクル・リナックス押田さんに「IT企業と学生の交流会をやりませんか?」とご相談したことがきっかけです。押田さんは二つ返事で了承くださり、それから交流会に向けて準備がはじまりました。あれよあれよという間に第1回の交流会の参加企業は9社となり、参加企業のエンジニア全員と、会の後援をいただいた松江市で「どうすれば学生が満足する会になるか?」とアイディアを出し合い、当日は35名を超える学生に参加いただきました。

こういった学生と交流するイベントは島根県ではなかなかなく、参加した学生からも「次回があればまた参加したい」「エンジニアの生の声を聞けて満足」といった意見をいただきました。

第2回目の交流会は、1回目の9社を超える15社が参加、会場は島根大学にご提供いただく、などスケールアップして開催。この際も、ご参加いただいたIT企業のみなさん、松江市職員の福田さんには多大なる尽力をいただきました。改めてお礼申し上げます。

第2回IT企業交流会の様子

松江市には官民関係なく、「この土地を盛り上げよう!」という気概にあふれた方々がいます。このような方々に囲まれ過ごす日々が楽しくないわけがありません。

このあたり、@ITさんの記事にもありますので併せてご覧いただけると、松江市の横の繋がりの厚さへの理解が深まるかと思います。

■移住に付いてきた妻は幸せなのか?


さて、私が楽しんでいるのはなんとなくは伝わったかと思います。では、一緒に付いてきた妻はどうなの?という話もここで少し。

既婚男性が地方に転勤や移住を希望する際、奥さまに反対されることを「嫁ブロック」と言うそうです。確かに、知らない土地に行くと友達もいないし、周囲との関係値を0から作らないといけませんので不安になると思います。

その点も松江市のサポートはバッチリです。松江市では「転勤女子会☆松江暮らし講座」を開催していて、松江がどういったところなのを知る場、友達を作る場を提供しています。

さらに、このAdvent Calendarの12/10の記事を書いた松江市の佐藤さんは独自で「佐藤家定例会」というものを開催しています。松江市に移住してきたエンジニアとその奥さまを佐藤家に招いてお酒を飲む、というゆる~い会です。

そのおかげで、東京生まれ東京育ちの私の妻も、松江市で友達ができました。12月3、4日には、佐藤家定例会で仲良くなったご家族と、しまなみ海道一泊サイクリングに行きました。まさか、松江市の公務員と一緒に家族ぐるみ1泊2日で旅行に行く、なんてことは移住直後は考えもしませんでした。

しまなみ海道で記念撮影

■おわりに


書き出したら意外と長文になりましたが、少しでも松江市で働くことや生活について伝われば嬉しいです。

移住はとても体力を使うことだと思います。前述の嫁ブロックなどの家族の反対や、新しい土地への不安、周囲と上手くやっていけるか、などなど、挙げだすとキリがないでしょう。

ただ、移住してみると意外となんとかなるものです。地方に住むメリットデメリットはこれまで語り尽くされていますので言及はしません。ただ、私の周囲には、松江市での生活も仕事も楽しんでいらっしゃる方がたくさんいます。私もその1人です。

この記事が、松江市への移住の検討材料の一つになれば、と思います。
《山崎浩司》

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