学生向けハッカソンイベント「松江City Hack!! vol.4」で優勝しました!

毎冬恒例の学生向け松江ハッカソンイベント「松江City Hack!! vol.4」にサポート企業エンジニアとして参加しました。

つれづれ イベント
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こんにちは、イードの澤田です。昨年の12月4日(土)と12月5日(日)に、学生向けハッカソンイベント 「松江City Hack!! vol.4 」に参加しました。

松江City Hack!! とは、地元の学生・IT企業に勤めるエンジニアがチームに分かれて行うハッカソンイベントです。
松江では毎冬恒例のイベントで、今回は「コロナ禍でも山陰ライフを楽しむアイデア」を学生と一緒に考え、スマートフォン向けアプリとして仕上げました。
なんと優勝チームにはイベントオリジナルのフリース、準優勝者にはイベントオリジナルのTシャツがプレゼントされるとのことで、会場は大盛り上がり!

参加 IT 企業8社、参加学生34名という大人数に圧倒されつつも、とても楽しめました!

興雲閣で開催された "エモいハッカソン" 1日目

1日目は、松江城のすぐ近くの「興雲閣」2階の大広間で開催。
明治36年に建てられてから修復や保存を繰り返してきた、松江の貴重な有形文化財です。
和と洋が共存する独特の空間の中、パソコンを広げて意見を交わし合う学生さんがとても印象的でした。

運営の方曰く「ここでハッカソンしたらエモいかなと思って」との事。

午前中は主催者による学生向けの講義と、アイデア創出ワークが行われました。
私は午前のプログラムが終了する直前に現地入りしたので、皆さんがどんなアイデアを考えたのか聞くのをとても楽しみにしていました。

学生が企業を選ぶ!ドラフト会議

くじ引きで指名企業を勝ち取り、喜ぶ学生。

エンジニアによる企業紹介・企業アピールを聞いた上で、学生は「この会社の人と一緒に開発したい!」と思った企業を指名。
イードは2チームから指名があり、くじ引きで決着。地元の専門学校に通う学生4名のチーム(以下、「チームイード」と称します)と一緒にハッカソンを行うことになりました。
嬉しい反面、指名された以上は結果を残さねばと、学生より緊張気味、、(笑)

学生の熱い想いを実現するアイデアを考える

チームイードは「地域で失われつつある伝統を残したい」という想いから様々なアイデアを出し合いました。
ただアイデアを出せば良いという訳ではなく、審査基準の「新規性」「問題着眼点」「実現可能性」を意識せねばならず、難しい課題、、
他のチームが次のステップに進み、焦りを感じる中で議論を重ねた結果、「伝統文化の伝承者と継承者のマッチングサービス」に決まりました。

普段なら聞けないような質問も?学生から企業への質問タイム

アイデア出しが終わると、次は学生からエンジニアに向けての質疑応答が始まりました。
会社の雰囲気、残業時間といった質問や、「ピアスとかつけて大丈夫?」「社内恋愛はある?」「給料の使い道は?」といったなかなか聞けない、けど気になるような質問もありました。
他にもエンジニア志望の学生が多かったため、「プログラミング上達のコツは何か」「何故エンジニアもしくはプログラマーになろうと思ったのか」等といったエンジニアの生の声を聞かれる方も多くいました。
若手からベテランまで、現場で活躍されるエンジニアの回答に私も参考にしたいと思う内容が多く、有意義な時間となりました。

話題のノーコードツール「Click」で手軽にかつ本格的な開発 2日目

2日目は、サポート企業の各オフィスもしくは松江駅近くのオープンソースラボのどちらかで、各チームがzoomで常時接続をし、開発風景を映すという形式でスタートしました。
イードはオフィスが松江駅から近かったため、学生をイード松江オフィスに迎えて開始。
前日に考えたアイデアを形にするために、Clickというノーコードツールを使用して開発を行いました。

通常の開発業務では、技術選定や開発環境の整備といった様々な準備が必要となりますが、Clickは会員登録を行うだけですぐに開発作業に取り掛かる事ができます。
実際にClickを採用してアプリを開発された企業もあり、Clickの機能に関する不明点は Nocode Forum 等で解決する場面もあったので、今後にとても期待できるサービスです。
他にも以下のような事はFreeプランの範囲内で簡単に出来ました。

  • 複数人による同時作業

  • データベースの作成、追加、更新、削除

  • ユーザ登録、ログイン機能

チーム編成

1日目ではアイデアしか決まっていなかったので、まずは画面作成班、データベース設計班の2組に分かれて作業を進めてもらいました。

画面作成班

ホワイトボードに必要な画面を書き出していく。

学生2名がメインとなって画面を作成。

まずはホワイトボードにアプリに必要な画面を全て書き出し、最初は6画面程度と思っていたのがなんと最低11画面は必要だと判明。
「今日中に完成するのか、、?」と不安になりながらも、画面数から時間配分を考えれたので結果的にはやって良かった作業でした。

必要な画面数が判明したので、次はユーザが序盤に操作する画面を、Clickの機能を触りながら作ってもらいました。
前日の午前中に行われた講義で既にClickの操作には慣れており、私が想定するよりも早く画面を作り込んでいてとても心強かったです。
また、2人でデザインを統一するために共通部分をグループ化して共有したりと、Clickの標準機能を活かした場面も多くありました。

データベース設計班

データベース設計の様子、赤文字は息抜きでサービス名を考えていました。

こちらの作業は、画面設計班ではない学生2名がメインとなって実施。
画面作成と同時進行でサービスの機能に必要な情報を格納する、データベースの設計作業も進めました。

  • テーブル名

  • 項目名

  • 項目に保存するデータの型

  • テーブル間の項目の紐付け

項目に保存するデータはテキストなのか、それとも数値なのかといったデータの "型" を決めたり、ユーザ同士がマッチングした事が分かるようにテーブル間の項目をどう紐づけるべきかを考えてもらう難易度の高い作業でした。
まずはClickのユーザ登録機能で使用しているデータベースのテーブル構造を把握し、その後は学生同士で相談しながら進めてもらったのですが、どうやら学校でもデータベースについてある程度触れた事があるようで、次々と必要な項目を埋めていってくれました。

トラブル続出の開発作業

優秀な学生4名のお陰で想定よりも早く設計作業が終わり、午前中に本格的な実装作業に移る事ができました。

Clickの同時編集機能を活かして 開発班(2名) と 発表資料作成班(2名) に分担して作業をスタート。
しかし実装中に、継承者と伝承者のデータを別にするとユーザ登録が上手くできないという問題に直面。

Clickのユーザ登録機能の仕様に沿ったデータベースを再設計し、大幅な時間ロスとなりました。
これ以外にもまだまだ実装すべき機能があったため、1つ1つがそもそも実現できるのか確認するための「機能検証班」を急遽編成。
このお陰で、先回りしてデータベースの再設計や機能の代替案を検討する事ができましたが、これはもう少し早い段階でやるべきだったと反省。

そんな緊張感の高まる中、正体不明(?)のサンタが突如オフィスに現れ、大量のお菓子と蜜柑をプレゼント!!

ホッと一息ついた所で、後は完成度の高いものを披露するために制限時間ギリギリまで開発、発表資料作成、発表リハーサルを行いました。

各チームの発表

いよいよ発表の時間がやってきました。
山陰地方の飲食店を活用したアイデアや、学生ならではの柔軟な発想と山陰を上手く融合したもの、画面操作で何をしたいのかハッキリと伝わる完成度の高いアプリ等、本当に各チームの長所が活かされた素晴らしい発表ばかりでした。
しかしチームイードも問題着眼点、新規性、アプリの完成度は高いと自負していたため自信を持って発表。
途中でアクシデントもありましたが、何故このアイデアにしたのか、どんなアプリを作ったかはしっかりと伝える事ができました。

ドキドキの結果発表

発表でアプリを披露する事はできたのですが、実はいくつか実装できなかった機能、紹介できなかったアピールポイントも多くありました。
それらをしっかりやり切る事ができなかった悔しさを残しつつもついに結果発表、、、なんと、、、

優勝はチームイードでした!!!

優勝後に主催者の方に記念撮影してもらいました。

問題着眼点や、アイデア、Clickを使用したアプリの完成度を高く評価して頂けたようです。
優勝と聞いて、松江オフィスではわっと声が上がり、それまで手を付けてなかったお菓子を食べたりと、とても盛り上がりました。
私は冬着が少なかったので、優勝商品のフリースがとても嬉しかったです(笑)

まとめ

最後はzoomで集合写真を撮影

今回はイベント初参加という事でとても緊張しましたが、主催者の円滑な進行や、学生のフレンドリーな感じにとても助けられました。
途中の休憩時間では、学生から就活でどのような事を悩んでいるのか、どんな会社でどんな仕事をしたいのかといった考えを聞けて、松江ブランチで採用活動を行う私にはとても良い刺激になりました。

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《松江ブランチだより編集部》

松江ブランチだより編集部

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